大発会大引けの日経平均株価は108.35円高の10654.79円、
TOPIXは8.16ポイント高の915.75ポイントで終了。
東証1部の値上がり銘柄数は1114、値下り銘柄数は434。
出来高は12億9096万株、売買代金は7079億円だった。
米国では、週間失業保険申請件数が減少したことから、
FRBが緊急措置の解除を一層進めるという見方が広がりNYダウ・NASDAQともに大きく下落。
日本では、円安を好感した動きで終日堅調に推移。
クレディスイス証券による日経平均先物買い観測が市場を下支えするも、
東証新システム「アローヘッド」導入で短期資金の流入が激減。
同システム導入で注文速度は上がったものの、
大口注文情報の確認には時間がかかるなど問題点も浮上。
売買代金を増やすために導入したにもかかわらず商い全般が低調となったことから、
市場では、「短期投資がやりにくくなる」といった声や、
「大発会終日立会いの意味がない」といった声が聞こえた。
米国では、金属と原油価格の上昇を受けて資源株が買われ、S&P500は6連騰。
日本では、4営業日連続で外資系証券の注文が買い越しとなったことに加え、
国内年金の買い観測や1日前倒しの大引けドレッシング買い観測などが流れ、
日経平均・TOPIXともにプラス引けとなりました。