17日の東京市場は全般に小動きであった。
朝方、豪ドル/円が売られると円買い圧力が増して
ドル/円も95円台に入ったが、
株価が底堅く推移したため、
下攻めの動きは限られた。
株式市場では押し目買いムードが強いことから、
円買いと株売りの連鎖にはならなかった。
市場では、企業業績や景気実態に関して強気論が聞かれる。
6月17日12時58分
株式市場では日経平均が小幅反発。
米国株安や円高警戒などから売り先行で始まったものの、
短期筋の先物買いや押し目を待っていた海外勢、
個人などの買いが入りプラスに転じた。
米国市場では小売り大手の業績不振やマクロ指標の悪化などで
景気回復に対する懸念が強まっているが、
国内には景気回復期待が依然根強い。
日銀は16日の金融政策決定会合で、
景気の現状判断を「大幅に悪化したあと下げ止まりつつある」とし、
2カ月連続で上方修正した。
市場には「7月1日発表の日銀短観で経営者のマインド好転が示されれば、
さらに株価の追い風になる」(準大手証券ストラテジスト)との期待も出ている。